目の前に立ちはだかる
高い壁も、
信頼できる
パートナーがいるから
乗り越えられる。
目の前に立ちはだかる
高い壁も、信頼できる
パートナーがいるから
乗り越えられる。
家庭や学校、病院などさまざまな場所へ光を届けるために、必要不可欠な電力工事。
時には炎天下にさらされながら、時には雨や風に打たれながら工事を行うことも少なくありません。
ここでは、そんな電力工事におけるサンテックと協力会社の関係性や協力会社から見たサンテックの印象を対談形式でお伝えします。
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NAME :I. YUKI
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COMPANY :株式会社小柳電設
栃木県芳賀郡に拠点を構える建設会社。とび・土木工事や送電線などの鉄塔組立工事を行っている。サンテックとは、1986年の設立間もない頃から約40年にわたって取引している。
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NAME :F. TAKAMITSU
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COMPANY :株式会社サンテック
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DEPARTMENT :東北支社 電力工事グループ
主要部門である「電力部門」を支える電力工事グループ。全国の電力会社から送電線工事を受注している。昨今、風力発電設備や太陽光発電設備といった新分野にも参入している。
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TOPIC 1
普段の関係性
お互いがそれぞれの強みを活かし、
支え合うことで、一つの鉄塔ができている。
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
最初に、サンテックさんと小柳電設さんの関係性について教えてください。
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小柳電設さんには送電線工事を行う際、お力添えいただいています。「送電線工事」と一口に言っても、資機材を現場まで運ぶための道路をつくる仮設工事や鉄塔が倒れないように基礎をつくる基礎工事、鉄塔の組立を行う組立工事、鉄塔間に電線を張る架線工事などさまざまな工程がありますが、その中でも小柳電設さんには組立工事をご依頼しています。
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サンテックさんには会社設立当初から約40年にわたってお世話になっていますね。
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長いお付き合いですよね(笑)。普段、小柳電設さんには基礎工事の段階から現場の下見や注意事項のすり合わせを行っていただき、基礎工事が終了して資機材が揃った段階で組立作業を進めていただいています。
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組立作業中、サンテックさんには設計図と私たちの作業が合っているかを入念にチェックしていただいています。また、機械が急遽動かなくなってしまった時や資材が足りなくなってしまった時など緊急時は早急にご報告して対応していただいていますね。
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時には私たちの指示出しが間違っていて、組立間違いによる手直し工事につながることはありますが、小柳電設さん側のミスはほとんどないので、いつも助かっています。現場に資機材を運搬する際も資機材の梱包方法まで一緒に考えて行っていただけるので、本当に心強いです。
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現場が山の上の場合は基本的に資機材の運搬がヘリ物輸になるので、資機材が傷ついてしまう可能性があります。そのため、少しでも作業時にトラブルが起こらないように組立の前段階から一緒に立ち会うようにしています。緊急時など私たちもサンテックさんには助けられているので、私たちがご協力できることはできる限りしたいと思っています。
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緊急時の対応は会社としても、私個人として意識しているので、そう言っていただけると嬉しいですね。
TOPIC 2
お互いの第一印象
相手をリスペクトし、接することで、
年齢や立場を超えた絆が生まれる。
サンテックさんと小柳電設さんの関係性についてお話しいただき、ありがとうございます。
次に、FさんとIさんのお互いの第一印象を教えてください。
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最初にお話したのは岩手県のプロジェクトの時でしたよね?
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そうですね。その前も何度かIさんと現場でご一緒したことはありましたが、実際にお話するようになったのは岩手県の時でしたね。普段の表情や他の方とコミュニケーションを取っている姿を見て、お話する前から優しそうな方だと思っていましたよ。実際にお話してみても優しく、相談しやすい方でした。
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私もFさんに対して、お話しやすい方だと思っていました。「協力会社」という立場上、発注側から一方的な指示を受けることも少なくありませんが、Fさんを含めてサンテックの社員さんはいつも現場の意見に耳を傾けてくださるので、感謝しています。
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できる限り現場に顔を出して、皆さんとコミュニケーションを取ることは普段から心がけているんです。現場の方々に育てていただいていると言っても過言ではないくらい現場の方々からは学ぶことばかりで……。特に若手時代は、協力会社の方々が先輩のような存在でした(笑)。あと、普段の会話から現場の方々との距離が縮まると、仕事のご相談もしやすくなりますからね。
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私もサンテックさんと一緒に鉄塔をつくり上げたいという想いがあるので、そうした意識を持って接してくださるのは嬉しいですね。実は、Fさんと話し始めた当初は、Fさんがいつも申し訳なさそうな態度をされていたので、「自分って話かけづらいのかな?」と少し心配していたんです。でも、距離が縮まってくると、自然とご相談いただくことも増えていったので安心しました(笑)。
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そんなご心配をおかけしていたなんて、すいません!こちらの準備不足で小柳電設さんにご迷惑をおかけしてしまうこともあったので、心のどこかで申し訳なさは感じていたんだと思います。あと、私がもともと人見知りだったことも関係しています。若手時代から協力会社の方々と積極的にコミュニケーションを取るようにしていたので、今はなくなりましたが(笑)。
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そうだったんですね(笑)。ミスは誰にでもあるので、私は特に気にしていなかったですよ。むしろ、そうした緊急事態を一緒に乗り越えてこそ、本当のチームだと個人的に考えています。
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Iさんの懐の大きさにはいつも助けられています。改めてありがとうございます。
TOPIC 3
印象に残っているプロジェクト
さまざまな困難を伴う大規模なプロジェクトも、
力を合わせることで、成功に導いた。
徐々に仲が深まっていったんですね。
普段からさまざまなプロジェクトでご一緒されているとのことですが、何か印象的だったプロジェクトはありますか?
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個人的には、新潟県のプロジェクトが印象に残っています。入社後に関わったプロジェクトの中でも規模が大きく、それまで見たことがない重機や使ったことがない運搬方法があり、初めて経験することばかりでした。工期がトータルで5年間、組立期間だけでも2年近くあり、小柳電設さんには10基ほど鉄塔の組立をご依頼しました。
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あのプロジェクトは大規模でしたね。規模が大きいのはもちろんですが、個人的には現場が豪雪地帯にあり、雪の影響で冬場に作業ができなかったため、春から秋に作業が集中したことが大変でした。
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Iさんは鉄塔の上で作業することが多いので、夏場は特に大変ですよね……。加えて、ほとんどの鉄塔が山の上に建設するプロジェクトだったので、現場までの行き来も一苦労でした。
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夏場は本当に暑かったですからね。山の上の現場の場合、普通は山の麓から現場近くまで道を切り開いて、モノレールを建設することが多いですが、山の斜面が厳しかったため、途中までしかモノレールを通すことができなかったんですよね?その影響で、山の途中から現場まで20分くらい山登りした記憶があります(笑)。
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懐かしいですね(笑)。現場事務所から現場近くの駐車場までも30分くらいかかったので、事務所から現場まで1時間半くらいかかりましたよね。1日の1/3が移動時間でした(笑)。ただ、組立作業自体は小柳建設さんのおかげで、トラブルなく終えることができたので本当に良かったです。
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実は、以前別のプロジェクトで似たような現場を経験していたんです。そのノウハウを活かしながら進捗したことで、無事に組立を終了することができました。私たちが作業しやすいようにFさんが色々と調整してくれたことも、スケジュールを押すことなく作業を進めることができた要因だと思います。
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未知のプロジェクトで小柳電設さんのお力をお借りすることが多かったですが、「自分にできることを探して頑張ろう」と考えていました。協力会社の方々が困らずに作業できる環境をつくることも私たちの使命なので、その使命だけは最低限果たせるように必死でした(笑)。
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若手時代に現場に顔を出すように努力されていた経験が活きたということですね。大規模なプロジェクトでしたが、Fさんと乗り越えられて良かったです。
TOPIC 4
サンテックに期待すること
サンテックのアイデンティティを
次の世代にも受け継いでいってほしい。
力を合わせながら、色々な困難を乗り越えられたんですね。
最後に、Iさんがこれからサンテックさんに期待することを教えてください。
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強いて言うならば、若手社員さんの育成ですかね。最近サンテックさんとお仕事をしていて、若手の方が増えたと感じます。そのため、そうした若手の方が成長してくれれば、私たちにとっても、サンテックさんにとっても、心強いのではと感じます。
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実は、東北支社だけでも1年に2〜3名の新人を受け入れているんですよ。たしかに、その若手が育ってくれれば、東北支社にとっても、会社にとっても大きいですね。Iさん的には、サンテックの若手社員にどんなことを期待されますか?
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いきなり専門的な知識を身につけるのは難しいと思うので、送電線がどのようにできるのか、作業する際にどのような工具が用いられるのかといった基本的な知識をまず身につけてほしいですね。あと、Fさんが若手の頃に意識されていたように、できる限り現場に顔を出してくれると嬉しいです。
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現場に顔を出すのは大切ですよね。私も上司から「現場に行って、直接目で見ないと分からないことがある」とよく言われていました。実際に技術的なことに関しては協力会社の方々が詳しいので、現場で協力会社の方々とコミュニケーションを取ることが専門的な知識を身につける最善の方法だと考えています。
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現場に来てくれたら、お互いの関係も深まりますし、私たちから色々な知識を共有することができますからね。Fさんは社内で後輩を指導する際に心がけていることはありますか?
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現場の指揮を取るのが施工管理職の一番の使命なので、普段から若手社員には「〇〇準備した?そろそろ〇〇の準備をしたほうが良いんじゃない?」と働きかけることで、二手先、三手先を読んで行動するよう意識づけを行っています。施工管理職は協力会社の方に頼られてなんぼの仕事だと思うので、若手社員にも社外から信頼される人になってほしいと考えています。
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Fさんも先輩社員として色々と意識されていらっしゃるんですね。若手社員さんの育成を含め、これからもサンテックさんのお力になれるよう頑張りますので、Fさんとはこれからも色々な現場でご一緒できたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!
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こちらこそ、若手社員の育成など小柳電設さんには今後も色々とお世話になると思いますが、よろしくお願いします。私もIさんと他の現場でご一緒できるよう頑張ります!
※内容は取材当時のものです