世の中に光を届け、人々の快適な暮らしを支える。
そんな目標に向かって、今日も明日もともに汗を流す。
世の中に光を届け、
人々の快適な暮らしを支える。
そんな目標に向かって、
今日も明日もともに汗を流す。
人々が安心して生活できるように、建物に命を吹き込む電気工事。
普段は人目につかず、光が当たることも少ない仕事ですが、社会を裏側から支え、人々の暮らしを明るく照らしています。
ここでは、そんな電気工事におけるサンテックと協力会社の関係性や協力会社から見たサンテックの印象を対談形式でお伝えします。
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NAME :N. Koji
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COMPANY :株式会社光陽エンジニアリング
神奈川県川崎市に拠点を構える電気工事会社。公共施設や医療・福祉施設、プラントなど多様な建物の電気工事を行っている。サンテックとは、1988年の会社設立時から35年以上にわたり、取引している。
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NAME :A. Hiromitsu
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COMPANY :株式会社サンテック
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DEPARTMENT :工事統括部 工事部 内線工事グループ
主要部門である「内線部門」を支える内線工事グループ。会社設立以来、公共施設やオフィスビル、商業施設、医療・福祉施設など幅広い建物の電気設備工事を全国で受注し、展開している。
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TOPIC 1
普段の関係性
お互いを思いやり、助け合うことで、
唯一無二のチームワークを築いてきた。
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
最初に、サンテックさんと光陽エンジニアリングさんの関係性について教えてください。
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内線工事グループは、主にお客さまやゼネコン、設計事務所から依頼を受けた電気工事(各建物に電気を通す工事)を行っている部門です。そのため、光陽エンジニアリングさんにはそうした電気工事を行う際、協力会社としてお力添えいただいています。
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サンテックの社員さんに現場で指揮を取ってもらいながら、私たちが実際の作業を行っているイメージですよね?
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そうですね。サンテックの社員は現場の工程管理や品質管理、お客さま対応、施工図作成といった施工管理業務が主な役割なので、実際の作業は光陽エンジニアリングさんのような協力会社の方に行ってもらっています。光陽エンジニアリングさんとのお付き合いは35年以上になりますよね?
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私の父が会社を設立した時からお取引させていただいているので、かなり長いお付き合いですよね。お取引を始めた頃、当社は「光陽電設」という社名で、サンテックさんは「山陽電気工事」という社名でしたね。
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社名の変化からもお取引年数の長さを感じますね(笑)。私自身、前社長であるNさんのお父さんにも大変お世話になりました。仕事では、「協力会社の方が作業しやすいよう、現場でどのように指揮を取るべきか」という施工管理職のイロハを協力会社目線から教えてもらいました。また、プライベートでは、よく釣りに連れて行ってもらっていました。
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懐かしいですね。私もよく誘われていましたが、船酔いしやすい体質でなかなか参加できなくて(笑)。サンテックさんについては家庭内で話題に挙がることも多かったのですが、その度に父が「サンテックの社員さんは協力会社に対しても思いやりを持って行動してくれる人が多い」と話していたのを覚えています。
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光陽エンジニアリングさんには現場でご迷惑をおかけすることも多かったと思いますが、そう言っていただけていたなんて、素直に嬉しいですね。
TOPIC 2
お互いの第一印象
目の前の仕事とまっすぐ向き合う姿勢が
信頼につながり、関係を強くした。
お互いの関係性についてお話しいただき、ありがとうございます。仕事を超えたつながり、素敵ですね。
次に、AさんとNさんのお互いの第一印象を教えてください。
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私がNさんと初めてご一緒したのは、とある小学校のプロジェクトでしたよね?
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たしか、小学校に外灯を設置する外構工事でしたね。工期が2ヵ月と短いプロジェクトでAさんとはあまり深く関わることができなかったので、正直見た目の印象が強く、少し怖そうな方だと思いました(笑)。でも、他のプロジェクトでご一緒することが多くなり、会話を重ねる中で本当は優しい方なんだと印象が変わっていきました。
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そんな風に思われていたなんて(笑)。気を遣わせてしまって、ごめんなさい。おそらく、所長として現場全体を統括する立場になったばかりの頃だったので、少し緊張していて、表情が強張っていたんだと思います。Nさんがおっしゃった通り、工期が短くてお話をする機会も少なかったので、私が感じたNさんの第一印象は寡黙で真面目な方という印象でした。ただ、ご依頼した仕事の完成度が高く、その仕事ぶりから信頼できる方だと思いました。
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仕事をご評価いただけるのは、職人冥利に尽きますね(笑)。私自身、もともと口数が多いタイプではありませんが、Aさんとは色々な現場でご一緒させていただき、仕事だけでなく、プライベートのお話もさせていただく仲になっていきましたよね?
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今では一緒に飲みに行くこともありますよね。数年前、Nさんにとあるゴミ処理施設の電気工事をご協力いただいた際も、Nさんのお父さんや光陽エンジニアリングの社員さんを含めた慰労会を開催しましたよね。プロジェクトが無事に終了した後だったこともあり、すごく楽しい会でした。
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Aさんは所長として、プロジェクト稼働中は現場全体の指揮を取ったり、お客さまと費用面の交渉をしたりと大変ですからね。そんなお忙しい状況でも、分からない作業があって質問させていただいた際は、いつも親身に対応してくださるので感謝しています。
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それは当たり前のことです。年齢や役職にかかわらず、協力会社の方が困っていたら、それを最大限サポートするのが施工管理職の使命です。私もNさんには感謝していて、普段から私の目が行き届かないところもケアしてくださるので、助かっています。
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普段から私たちのような協力会社が作業しやすいよう、Aさんがお客さまとの交渉や部下への指導をしてくださっていることは知っているので、私がフォローできることはしたいと思っています。より良い現場をつくるうえで、その現場に関わる一人ひとりが自分にできることを見つけて行動することが重要だと考えているんです。
TOPIC 3
印象に残っているプロジェクト
所長と社長、それぞれの使命を胸に
プライドをかけて挑んだ長期プロジェクト。
普段からお互いに対して感謝の気持ちを持ち、行動することでより良い現場づくりにつながっているんですね。
これまでお二人の中で特に印象的だったプロジェクトはありますか?
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私が最も印象に残っているのは、とある工業高校の電気工事ですね。お客さまから直接仕事を請け負う元請工事でお客さまとの意思疎通がスムーズだったので、予定通りに工事を進捗できたプロジェクトでした。
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工期が約2年半と長期的なプロジェクトでしたが、工事に大幅な遅れが発生することなく、完成を迎えることができましたよね。個人的にもプロジェクトの途中で父から会社を引き継ぐことになったので、すごく印象に残っています。
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そうでしたね!そのプロジェクトは教室と体育館があるA棟、工作室があるB棟、プールがあるC棟と3つの建物に電気を通すというもので、A棟が完成してB棟の作業に移る際にNさんが社長に就任されたんですよね。
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社長として初めてのプロジェクトだったので、すごく緊張したのを覚えています。それまでは従業員として目の前の作業に集中していれば良かったのですが、急遽従業員のマネジメントや給与管理といった業務も担うようになったので、一気に気が引き締まりました。また、目の前の仕事が今後の仕事につながるという意識を今まで以上に持つようになり、工事の品質には一層こだわるようになりましたね。
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いつもご依頼した以上のクオリティでご対応いただいておりますが、あの時の完成度の高さには驚かされました。あの仕事には、社長としての責任感が表れていたんですね。振り返ると、Nさんと出会うきっかけとなった小学校での工事経験も活きたように感じます。規模感は全然違いますが、小学校での光陽エンジニアリングさんとの成功体験が自信につながりました。
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工業高校の工事では工事全体の工程が遅れていた影響で、電気工事にも遅れが生じてしまう懸念がありましたが、Aさんがゼネコン側に直接交渉してくれて、結果的にスケジュール通りに作業を進捗することができたんですよね。あの瞬間は、本当にAさんに助けられました。
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実は、お客さまやゼネコンと交渉する大切さはNさんのお父さんから学んだんです。協力会社の方々もその日の作業内容に応じて作業員の数や配置を決めているので、施工管理として工事のスケジュールは守らなければいけないと教えてもらいました。その教えがまさに活きた瞬間でした。無事に工事を終えることができ、光陽エンジニアリングさんとの信頼関係もさらに強まった忘れられないプロジェクトとなりました。
TOPIC 4
サンテックに期待すること
協力会社が一緒に仕事したいと思える環境を
施工管理職一人ひとりがつくっていく。
お父様の教えがプロジェクトを成功に導き、お二人の信頼関係を強めるきっかけになったんですね。
最後に、Nさんがこれからサンテックさんに期待することを教えてください。
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社員さん一人ひとりがより施工管理職としての責任と自覚を持ち、行動してくれることを期待したいですね。正直、これまで色々な会社の施工管理職の方とお仕事をさせていただいておりますが、施工管理職者の力がプロジェクトの出来に直結すると感じています。そのため、協力会社という立場上、安心できる方と一緒に働きたいですね。
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協力会社の方の目線だと、施工管理者が信頼できる人かどうかは重要ですよね。私も若手の頃、上司から「協力会社の方が仕事しやすいように調整しなさい」とよく言われていました。そして、所長という立場になった今、部下にも同じことを伝えています。協力会社の方も気持ち良く仕事できる会社から仕事を受けたいですからね(笑)。
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私たちの目線に立ってくださるAさんには、頭が上がらないです。実際に、仕事を発注する側と仕事をもらう側という立場上、無理な作業依頼をされたり、作業のスケジュールを守ってもらえなかったりすることがあります。幸いにも、サンテックさんのプロジェクトではそうした経験は少なく、助かっています。Aさんのような上に立たれる方のマネジメントが行き届いている証拠だと思います。
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部下には現場に出て、協力会社の方と積極的にコミュニケーションを取り、認識の齟齬をなくすよう指導しているだけです。また、個人的には協力会社の方に利益を還元できるよう、お客さまやゼネコンとの費用交渉を怠らないことも心がけています。どんなに仕事しやすい会社でも、利益が出ないプロジェクトは受けたいと思わないですからね。実は、その背景には「電気工事士=稼げる仕事」と若い世代の方に思ってほしいという想いもあるんです。
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職人の世界では、若手不足が深刻な課題になっていますからね。そうした厳しい状況ですが、私個人としては「電気工事」という仕事は誇れる仕事だと考えているんです。普段、人目につくことは少ない仕事ですが、電気がないと困る人がたくさんいます。そんな人たちの生活を照らすことで、不安を取り除くことができる唯一無二の職業だと思っています。
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Nさんがおっしゃる通りです。建物そのものも生活に不可欠ですが、完成した建物に私たちが命を吹き込むことで、ようやくその建物が機能するようになります。そのため、電気工事では国家資格や専門的な知識が求められますし、工事の段階ではその知識を活かして建物内のすべての設備に目を通さないといけません。そうした困難を乗り越えた先に建物を利用する人の明るい暮らしが待っています。
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私もAさんもきっと「電気工事」という仕事の社会的意義に気づいたから、長年この仕事を続けているんですよね(笑)。私はこれからも社長として電気工事と向き合い、会社を支えていかなければならないので、今後ともよろしくお願いします。
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私もNさんのような協力会社の方のお力添えがあって、今でもこの仕事を続けることができています。工事は簡単なものばかりではなく、光陽エンジニアリングさんのご協力なくしてサンテックの現場は回らないと思っているので、こちらこそ引き続きよろしくお願いします。
※内容は取材当時のものです